「ロコモ」という言葉を聞いたことがありますか? ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略で、骨や筋肉、関節などの運動器が衰え、立ったり歩いたりする身体能力が低下した状態を言います。ロコモが進むことにより、自立した生活を送ることが難しくなったり、介護が必要になってしまう場合があります。
ロコモ対策としては、特に、脚の筋肉を鍛えることが必要です。20歳を過ぎると、下半身の筋肉は、上半身の筋肉よりも、早く減少していくと言われています。
最近、階段を上るのがつらくなったり、つまずいて転びそうになったりする人は、足腰が衰えてきている可能性大です。
年齢を重ねても筋力を鍛えることはできます。諦めて動かさなくなってしまうことで、筋肉はどんどんと衰えてしまうので、少しずつでもいいので動かすことを習慣にしていきましょう!
下半身の筋肉を鍛えるトレーニングをご紹介します。筋力が衰えていると、よろよろとしてしまうかもしれません。そういう場合は、椅子や壁に手をついて、支えながら行っても大丈夫です。自分のペースで行ってください。
①両足を肩幅の1.5〜2倍程度開きます。おへそを右脚方向へ向け、左足のかかとは床から離し、爪先立ちになります。
②お顔は真正面を向き、息を吸いながら両手を天井方向へあげます。
③息を吐きながら、腰を落としながら、右ひざを90度曲げます。上半身の軸を真ん中に保つことで、両脚に均等に体重をかけることができます。前脚にだけ、重心がかからないように注意してください。
④呼吸に合わせて、②③の動きを3〜5回繰り返します。
⑤右ひざを90度に曲げたまま、上体を斜め方向に傾けていきます。30秒ほどキープをしましょう。
⑥反対側も同様に行います。
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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