“母の日”は母娘でちょっと贅沢な体験を!限定の絶景アフタヌーンティーからランキング1位の観光列車などを厳選して紹介

5月12日は、母の日。日頃の感謝を込めてお母さんを誘ってでかけませんか? 大人の母娘で出かけるのにおすすめのちょっと贅沢な体験を、旅行ジャーナリストの村田和子さんが厳選して紹介します。

【写真】ランキングNo.1の観光列車や2024春デビューのプレミアムバスは内装がとにかく豪華!グルメも満喫できる

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まもなく母の日ですね。各地へ旅をしていると、「今度は親を連れて来たいなあ」と思うことも多くなりました。そんな私の親孝行リストから、今回は母の日におすすめのラインナップを紹介します。お花を贈るのもいいけれど、最近は「コト」をプレゼントするのが人気です。一緒に楽しんで感謝を伝えれば素敵な思い出として残りますよ。今回は、アフタヌーンティーや観光列車、プレミアムバスなど、ちょっと贅沢な体験を紹介します。

母娘で満喫!春らしくお花がモチーフの限定アフタヌーンティーで優雅なホテル時間

街も新緑や花々で彩られ華やかな季節になりました。母の日は、散策とあわせてホテルで素敵な時間を過ごしてみては? 舞台は筆者がイチオシするロケーション抜群のホテルレストラン。期間限定の母の日にぴったりな華やかメニューを紹介します。

絶景も楽しめる!フラワーガーデニングがテーマのアフタヌーンティー「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」

「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の36Fにある「All-Day Dining OASIS GARDEN」。地上約180mにあるレストランからは、東京の街を眼下に望むプライスレスな絶景が楽しめ、ホテルのある「東京ガーデンテラス紀尾井町」には、例年5月、さまざまな種類のバラが咲き誇り目を楽しませてくれます。

期間限定の母の日のためのアフタヌーンティーは、フラワーガーデニングがテーマ。パステルカラーの可愛らしいスイーツ、野菜の収穫などをイメージしたセイボリーは見た目も華やかで可愛らしく、眺めて食べて幸せな気分になります。プレートには20文字前後のメッセージを入れることも可能なので、母娘で楽しみながら感謝の気持ちを伝えましょう。

・母の日におすすめのメニュー『Flower Gardening Afternoon Tea』

【期間】開催中~2024年6月30日(日) 【料金】 1名7500円(税込・サ別) ※Seibu Prince Global Rewards(SEIBU PRINCE CLUB)会員になると平日5600円、土休日6300円の特別料金が適用(税込・サ別、2名から。前日17時までに要予約)

限定デザートコース&薔薇のアフタヌーンティー「voco大阪セントラル」

昨年5月に開業した「voco大阪セントラル」は、この地にあった大正時代の建物「旧京町ビル」の面影を至る所に感じるライフスタイルホテル。

ホテル内のレストラン「LOKAL HOUSE(ローカルハウス)」は、旧京町ビルのモチーフをブリキ製パネルに転写した天井、京町堀エリアのアイコンである「蔵」に着想を得た木組みのインスタレーションなど、歴史と新しさを感じる洗練された空間で、大人の母娘が過ごすのに相応しい空間です。

母の日にはローズをテーマにしたデザートセット、5月18日(土)~の週末には、ローズガーデンがテーマのアフタヌーンティーが期間限定、数量限定(各日20セット)でいただけます。

母の日のデザートコース『マザーズ・ローズブーケ』では、プレートにメッセージを書いてくれたり、チェキでの記念撮影をしてくれたりとサービスも充実、プレゼントにぴったりです。ホテル近くの靱公園は新緑が美しくバラが見頃を迎える時期。散策とあわせて優雅なひとときを過ごしてみては?

・母の日のデザートコース『マザーズ・ローズブーケ』

【場所】レストラン「LOKAL HOUSE」2F 【期間】5月11日(土)・12日(日) 【料金】1名2900円(税・サ込※要予約)

・アフタヌーンティー『ローズガーデン』

【場所】カフェ&バー「LOKAL HOUSE]  【期間】5月18日(土)~6月30日までの土日限定  【料金】1名6000円(税・サ込※要予約)

移動を楽しむラグジュアリーな旅時間!ランキングNo.1の観光列車VS 2024春デビューのプレミアムバス

観光列車やプレミアムなバスは、移動時間も楽しめて、体にも優しいと人気です。今回は大人の母娘におすすめの観光列車、そしてデビューしたばかりのプレミアムバスの旅を紹介します。いずれも私がイチオシの瀬戸内海が舞台で絶景を存分に楽しめます。

観光列車ランキングで1位獲得!女性におすすめ観光列車「伊予灘ものがたり」

観光列車が全国で続々デビューする中、女性好みで母娘の旅にぴったりなのが、『日経トレンディ』の観光列車ランキング2022で1位に輝いた「伊予灘ものがたり」。

四国・愛媛県の海岸線をのんびりと走る列車からは、刻一刻と変わる美しい景色を存分に満喫でき、また沿線のかたが手や旗を振って歓迎をしてくれる「おもてなし」にも感動します。

車内の内装も心地よく、特に女性に人気です。観光列車というと、高いと思われがちですが、例えば松山駅から伊予大洲までの乗車は、乗車運賃1080円に、特急料金1200円、グリーン料金1700円、合計3980円でOK。松山には有名な道後温泉が、また伊予大洲は古い町並みが残り、散策におすすめの穴場スポットです。

せっかく乗車するなら地元のシェフが監修し、内子杉の木箱や砥部焼の器などで提供される料理(3000円~5500円:予約制)もお願いするといいですよ。料理は列車の運行時間帯によって、モーニング、ランチ、アフタヌーンティーセットがあります。

車内では、日付入りの乗車記念のパネルを持った記念撮影のサービスや、机上には「伊予灘ものがたり 伝言板」なるカードがあります。このカードにメッセージを記入してアテンダントに渡すと車内で読み上げてくれる(無料)ので、日頃の感謝をぜひ、サプライズで伝えてみてはいかが?

2024年春デビュー!水戸岡鋭治氏デザインのプレミアムバス「YUI PRIMA OLIVIA」で直島へ

クルーズトレイン「ななつ星in九州」など、数々の観光列車を手掛ける工業デザイナー水戸岡鋭治氏。実はバスのデザインもされており、今春デビューしたのが神姫バスの「YUI PRIMA OLIVIA(ゆいプリマオリビア)」。横3席(2席と1席)、縦は7列と、全席21席なので車内もゆったり。

天井や床・壁などもすべて木が使われておりバス車内とは思えないほど優雅な空間。大きな窓を通して瀬戸内海の絶景を満喫できます。

本来は瀬戸内海を周遊するツアー専用バスなのですが、周遊ツアーは日数がかかりお値段もかなり高額。そこで今回おすすめするのが、2024年9月までの毎週水曜日(但し、8月14日は除く)に出発する日帰りバスツアー「YUI PRIMA OLIVIA で行くART ISLAND 直島」。

朝7時半に神戸・三宮を出発し19時頃に帰着予定の約12時間の優雅なバス旅行は、お値段ひとり4万2000円。日帰りバスツアーとしては高額ですが、なかなか家を空けられず宿泊は難しいというかたも最近は多く、そんな親御さんとの旅には最適です。乗り換えが億劫、体力やトイレが心配など、年齢を重ねると心配事や制限も増えますが、このバスなら乗れば連れて行ってくれて、お洒落で体にも優しく、トイレもあるので安心です。

ツアーは、海を眺めながらアートな島「直島」の玄関口となる宇野港へ向かいます。そこからはフェリーで島へ渡り、島内の見どころも快適なバスで巡ります。アテンダントも同乗するので、何か困ったことがあれば相談できるのも心強いですよね。

いかがでしたか? 元気なうちに親孝行をしたいと、最近私も強く思うのですが、「モノ」を選ぶのはなかなか好みもあり難しいと感じます。体験のプレゼントなら一緒に楽しめて、思い出として長く心に残りますよ。

◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん

旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを務めた。トラベルナレッジ代表。旅ブログも行っている。

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