《可憐な雰囲気に》皇后雅子さま、「春のリボンコーデ」は年齢に合わせて変化

春は桜を連想させるピンクなど、明るいカラーやリボンなど、女性らしいファッションが目立つ。そこで、皇后雅子さまの春のリボンファッションをチェック。ロイヤルムード満点の帽子のリボンから、年齢を重ねられさりげなくリボンを取り入れたファッションなどを振り返る。

【写真】皇后雅子さま、「春のリボンコーデ」の写真をもっと見る。帽子にリボンをつけたり、スカーフをリボン風に巻いたり

バラ模様に帽子の白リボンの甘さを黒小物で引き締め

1996年4月、来日したビル・クリントン米大統領(当時)の歓迎式典にご出席の際、雅子さまは、バラ模様の華やかなセットアップをお召しに。帽子には白のリボンがついていた。

上下ピンクに、バラ柄の装飾が施されたセットアップ、帽子の大きなリボンと、フェミニン要素が満載なコーディネート。そこに、引き締めカラーである黒の小物を取り入れることでほどよい甘辛バランスが成立。耳元のパールのイヤリングがほどよいアクセントになっていた。

スタンドカラーのシャツに帽子のリボンでほどよい甘辛バランスに

1999年3月、運輸省航海訓練所の練習船の進水式にお出ましの雅子さま。お気に入りのロイヤルブルーのセットアップに、リボンがついた帽子を合わせられていた。

キリッとしたスタンドカラーのシャツブラウスを組み合わされてよりカチッとした印象のコーディネート。そこに、フロントにリボンが付いた帽子をかぶることで、柔らかさがプラスされ、女性らしい印象にまとまっている。

白のセットアップにネイビーを効かせてキリッと凛としたたたずまい

2005年5月、ノルウェーへ向かう天皇皇后両陛下(当時)を、空港でお見送りする雅子さま。白のセットアップに、ネイビーを差し色にした爽やかな配色で、帽子のリボンが大きくとも甘さはほどよくセーブされている。

雅子さまは、白のセットアップに、ネイビーのハイネックのトップスを合わせられスタイリッシュなたたずまい。帽子のリボンやバッグ、靴のネイビーがキリッと知的なムードを漂わせていた。帽子のリボンに加え、ジャケットは、ラペルと袖口に小粒のパールが施された甘めテイストながら、ネイビーを効かせることで凛とした雰囲気にまとまっていた。

ペールブルーのスタンドカラーのジャケットのクール感を帽子のリボンで中和

2005年5月、ノルウェーから帰国された天皇皇后両陛下(当時)をお迎えに空港へ向かわれた際は、スタンドカラーがスタイリッシュなペールブルーのスーツにリボンの帽子をお召しになった雅子さま。

春の空にぴったりの明るい水色のスーツは、スタンドカラーデザインが知的な印象を与える。帽子やグローブ、パールのイヤリングなど顔周りに白を配することで、表情が明るく、爽やかな雰囲気に。帽子のリボンは帽子の地の色と同色でなじむので、さりげなく甘さを漂わせている。さらに、靴とバッグは締め色の黒にすることで、引き締まって大人っぽい雰囲気に、また顔周りの明るさが際立っていた。

スモーキーカラーのセットアップにシアーなスカーフをリボン巻き

2016年4月、ご一家で、東京・立川市の国営昭和記念公園で桜をめでながらご散策。雅子さまはライトグレーのパンツスーツにスカーフをリボン巻きしていた。

雅子さまは、スモーキーなグレーのパンツスーツをお召しに。ジャケットのカフス部分はダブルカフスに、パンツもセンタープレス加工されていて洗練された雰囲気。柔らかい素材のフローラルプリントのスカーフは透け感もあり涼しげだ。色はスモーキーながらも、スカーフでリボンを作るなど、さりげなく女性らしさをプラスした甘辛バランスが良好なコーディネートだった。

ロイヤルブルーのカシュクールのセットアップは腰にさりげなくリボン

2022年4月、「日本国際賞」の授賞式に出席された雅子さまは、ロイヤルブルーのセットアップをお召しに。カシュクール(胸元で左右に折り重なる、着物のようなデザインのこと)のジャケットは、ウエストにリボンがついていた。

カシュクールデザインにリボン、スカートと全体的に甘めのセットアップ。そこに、黒のバッグや靴を合わせることで、キリッと全体が引き締まる。さらに、アクセサリーは、トップにモチーフのついた3連パールのネックレス。存在感のあるネックレスをつけることで、目線が上に行き、スタイルアップも。耳元にもパールのイヤリングをお召しになり、華やかさを底上げ。顔色も明るく見せていた。

お若い頃は、ロイヤルファッションのアイコンとも言える帽子などに大きくついたリボンが多く、“際立った”リボンコーデだった。しかし年齢を重ねられるにつれて、スカーフやセットアップの一部など、また片リボンなどで“さりげなく”入れるリボンコーデに変化。大人の品格をキープしながらフェミニン要素も取り入れられているように感じさせる。

2024年4月9日、天皇皇后両陛下は、明治天皇の后(きさき)の昭憲皇太后が亡くなって4月11日で110年になるのを受け、東京の明治神宮を参拝されました。強雨と風に見舞われながらも、天皇陛下はモーニング姿で、皇后雅子さまは白い参拝服で拝礼されました。

天皇陛下は、午前9時半すぎに東京・渋谷区にある明治神宮の本殿へと続く門の前にご到着。傘を持って本殿前へと進み、玉串をささげて拝礼されました。

スカラップデザインの裾が素敵な白のドレスでお出ましに

雅子さまは、裾がスカラップデザインになったジャケットにロングスカートを合わせたオールホワイトコーデでお出ましに。ロングスカートから時折のぞく靴も白のパンプス、帽子も白、差されていた傘も白と、完璧なワンカラーコーデでした。上皇后さまも白の参拝服をお召しになり、女性皇族の方々は白で統一されているようでした。

上皇さまは天皇陛下と同じくモーニング姿でお出ましになり、傘をさしながら参拝されていました。上皇后さまも雅子さまもアクセサリーには白のパールを選ばれ、清楚感あふれるオールホワイトコーデでした。

最近は、シアー素材など、透け感のあるアイテムがトレンド。そこで、皇后雅子さまのレース素材のアイテムを取り入れた春ファッションをチェック。コーディネートに抜け感と女性らしさを添えることができるレース使いに注目です。

繊細なハイネックのレースインナーにパールを重ねたオールホワイトコーデ

1996年6月、神奈川県にある中央福祉学院をご視察の雅子さまがお召しになったのは、クリーム色のジャケットにレースのインナーを合わせたオールホワイトコーデでした。

それだけでとても上品な雰囲気が漂う「白」。透け感のあるレースのインナーでの肌見せは、品があり大人っぽさもキープ。アクセサリーを含め小物もすべて白でまとめつつ、少しトーンに違いをつけたり、ハイネックインナーに、パールのネックレスを合わせたりと、おしゃれさが際立ちます。

襟元が特徴的なデザインジャケットはレースインナーで華やかさアップ

1998年3月、スカラップ(帆立貝)を思わせる波形がポイントのジャケットをお召しになった雅子さま。当時住まわれていた東宮仮御所でスペインのフェリペ皇太子(当時)をお出迎え。

お気に入りで長く愛用するロイヤルブルーのデザインジャケットに、レーストップスを合わせた華やかコーデ。ジャケットのカッティングや胸元のレースがコーディネートのポイントとなり、ネックレスなしでも華やかさ十分です。カラージャケットに白のレースを合わせることで、抜け感が出て、強めのコントラストが好バランス。また、黒のパンプスで引き締めることで、洗練された印象を与えています。

ロマンティックなインナーでジャケットスタイルもフェミニンに

2001年5月、ご懐妊発表後の雅子さまは、幸せいっぱいの笑顔にふさわしいロマンティックなレースのインナーにジャケットを重ねたコーディネートでした。

白のジャケットに、白の上質なレーストップスを合わせた女性らしさ満点のコーディネート。丸みのあるジャケットの襟やレーストップスは、カチッとしたジャケットスタイルでもドレス感があり、柔らかさを感じさせます。また、パールイヤリングやブローチが、より気品漂う女性らしい雰囲気を盛り上げます。

レースのデザイントップスをジャケットからのぞかせた洗練パンツスタイル

2018年5月、半年ぶりの地方でのご公務で、滋賀県をご訪問の際は、オールホワイトコーデにインナーはレースのデザイントップスをお召しでした。

オールホワイトのパンツコーデは、爽やかかつ凛とした雰囲気が漂います。ヘアスタイルも、アップスタイルにすることで、上半身がとてもコンパクトにまとまり軽やかな印象。レースの織りや、パールのアクセサリー、ジャケットの袖口を折り返すというひと手間で、オールホワイトコーデでも単調にならず、全体的に“表情”が出ています。

春は陽気に合わせて明るい色が着たくなる季節。そこで、皇后雅子さまの春ファッションをチェック。お気に入りのロイヤルブルーをはじめ、ブルーを取り入れた爽やかな春ファッションを振り返ります。

スーツの白の切り替えを小物にもリンクさせたツートーンコーデ

1994年5月、第24回戦没殉職船員追悼式にご出席の雅子さまは、白の切り替えデザインがポイントのネイビーのセットアップをお召しでした。

追悼式というTPOに合わせ、ネイビーや黒といったシックな色でそろえられた雅子さま。セットアップはフロントの真ん中が白に切り替わったデザインになっていて、知的で清楚な雰囲気です。帽子もアクセサリーも白を選ばれ、シックなネイビーでも春らしさもほどよく感じられ、またツヤ感のある黒のパンプスを合わせることで上品さも増しています。

白のレースインナーで涼やか&ドレッシーに

1998年3月、スカラップ(帆立貝)を思わせる波形がポイントの上着とタイトスカートがすっきりとした印象のスーツ。当時住まわれていた東宮仮御所でスペインのフェリペ皇太子(当時)をお出迎え。

レースの立ち襟のインナーが春らしさ満点の爽やかコーデ。お気に入りのロイヤルブルーのセットアップに、襟のないブラウスを合わせることで、特徴的なスカラップデザインがより際立ちます。かっちりとしたロイヤルブルーに、透け感のあるレースのインナーを合わせることで、抜け感がプラスされ、軽やかで春らしいムードにまとまっています。

クールなロイヤルブルーのパンツのセットアップにはブローチやカチューシャで柔らかさを

1998年3月、スペイン・フェリペ皇太子(当時)来日歓迎の際は、お気に入りカラーのロイヤルブルーのパンツのセットアップをチョイス。

鮮やかなロイヤルブルーのセットアップは、パンツスタイルでスタイリッシュな雰囲気。辛口なパンツスーツには、あえて黒小物を合わせることで、よりシャープでクールな印象にまとまっています。そこに、女性らしいモチーフのブローチやカチューシャが加わることで、ほんのりフェミニンな雰囲気も漂い、絶妙な甘辛バランスが成立。

スタンドカラーのシャツとハットでほどよい甘辛バランスに

1999年3月、運輸省航海訓練所の練習船の進水式にお出まし。このときも1年前と同じくお気に入りのロイヤルブルーのセットアップでした。

このときはレースのインナーではなく、スタンドカラーのシャツブラウスを組み合わされてよりカチッとした印象。そこに、フロントにリボンが付いたハットをかぶることで、女性らしさをプラスしていました。

白のセットアップにネイビーを効かせてキリッと凛としたたたずまいに

2005年5月、ノルウェーへ向かう天皇皇后両陛下(当時)を、空港でお見送りする雅子さま。メインは白のセットアップですが、ネイビーを差し色にしたさわやか配色でした。

雅子さまは、白のセットアップに、ネイビーのハイネックのトップスを合わせられるというスタイリッシュなコーディネート。帽子のリボンやバッグ、靴のネイビーがキリッと知的なムードを漂わせます。ジャケットは、ラペルと袖口に小粒のパールが施された甘めテイストながら、ネイビーを効かせることで凛とした高貴なたたずまいです。

ペールブルーのセットアップにモノトーン小物でスタイリッシュに

2005年5月、ノルウェーから帰国された天皇皇后両陛下(当時)をお迎えに空港へ向かわれた際は、スタンドカラーがスタイリッシュなペールブルーのスーツをお召しになった雅子さま。

澄んだ春の空を思わせる明るい水色のスーツは、スタンドカラーデザインが知的な印象を与えます。帽子やグローブ、パールのイヤリングなど顔周りに白を配することで、表情が明るく、爽やかな雰囲気に。靴とバッグは締め色の黒にすることで、引き締まって大人っぽい雰囲気に、また顔周りの明るさが際立っています。

ロイヤルブルーのセットアップは“カシュクール”がポイント

2022年4月、「日本国際賞」の授賞式に出席された雅子さまは、ロイヤルブルーのセットアップをお召しでした。

カシュクールとは、胸元で左右に折り重なる、着物のようなデザインのこと。胸元やウエストを、ひもやリボン、ボタンなどで留めることが多く、女性らしいシルエットが特徴です。

カシュクールデザインにリボン、スカートと全体的に甘めのセットアップ。そこに、黒のバッグや靴を合わせることで、キリッと全体が引き締まります。さらに、アクセサリーは、トップにモチーフのついた3連パールのネックレス。存在感のあるネックレスをつけることで、目線が上に行き、スタイルアップも叶います。耳元にもパールのイヤリングをお召しになり、華やかさを底上げ。パールの白と光沢感が、顔色も明るく見せています。

ややオーバーサイズのブルーのジャケットで上品なリラクシースタイル

2023年4月に栃木県高根沢町の御料牧場に滞在された天皇ご一家。雅子さまも愛子さまもパンツにジャケットスタイルでした。

 

雅子さまは、ペールブルーのやや大きめのジャケットにボトムは黒のパンツというスタイル。足元は黒のフラットな靴で引き締められ、ペールブルーのジャケットの鮮やかさが際立っています。首元にはシースルーの水色のストールを巻かれ、涼やかさも感じられます。バッグは以前から愛用されているもので、色はジャケットと同じペールブルーでそろえられていました。揺れる白のイヤリングがキラキラ輝いて表情を明るく照らしていました。

3月にはいり、春らしさが増してきたこの頃。そこで、皇后雅子さまの春カラー、ピンクファッションをチェック。若かりし頃のローズピンクから、最近のピンクベージュまで、上品さをプラスする小物の合わせ方にも注目です。

バラ模様がポイントのピンクのセットアップの甘さを黒小物で引き締め

1996年4月、来日したビル・クリントン米大統領(当時)の歓迎式典にご出席の際、雅子さまは、バラ模様の華やかなセットアップをお召しでした。

上下ピンクに、バラ柄の装飾が施されたセットアップ、帽子の大きなリボンと、フェミニン要素が満載なコーディネート。そこに、引き締めカラーである黒の小物を取り入れて、甘さを引き算して、ほどよい甘辛バランスを取られていました。耳元のパールのイヤリングがほどよいアクセントに。

鮮やかなローズピンクはシンプルな黒小物で良好な甘辛バランスに

1996年5月、東京のNHKホールでハンブルグ国立歌劇場日本公演をご鑑賞の雅子さまは、鮮やかなローズピンクのセットアップをお召しでした。

光沢感のある素材と胸元からふわりと広がるドレープがとてもエレガントな印象のピンクのセットアップ。色だけで甘さが強いぶん、タイトスカートで大人テーストに。さらに、バッグと靴を引き締めカラーの黒にすることで、コントラストがつき、メリハリが生まれると同時に甘さが抑えられています。

ネックレスは大粒パールで存在感抜群、コーデに華やかさをプラスしています。

カジュアルなパンツファッションもピンクのベストで女性らしさをプラス

1998年3月、葉山御用邸(神奈川県)の近くを散策される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。

白のシャツに、裾のデザインが特徴的なピンクベースのニットベストをお召しの雅子さま。ボトムは黒のパンツで、靴もゴールドの金具がついたローファーという、マニッシュなコーディネートですが、ピンクベースのニットベストや、当時の雅子さまのファッションアイコンでもあるカチューシャが女性らしさを添えていました。

淡いピンクのセットアップに白小物を合わせて柔らかさを演出

2017年4月、スペイン国王夫妻の来日の際に行われた歓迎式典に出席された際は、縁取りがおしゃれなペールトーンのピンクのセットアップをお召しでした。

淡いピンクのセットアップは襟のないデザインで、縁取りにブレードが施されていておしゃれなたたずまい。靴とバッグは白を合わせることで、より優しい雰囲気にまとめられています。アクセサリーもネックレスとイヤリング、ブローチまでパールで統一し、全体がペールピンクと白のツートーンが成立。軽やかな印象で春らしさ満点です。

ピンクのジャケットに同じトーンのスカーフで軽やかなパンツスタイル

2018年5月の連休に宇都宮駅経由で御料牧場へ向かわれた際は、ピンクのジャケットにお気に入りのシャネルのスカーフを合わせたパンツファッションでした。

柔らかいピンクのジャケットに、同じピンクベースのスカーフを合わせた、優しい雰囲気のパンツスタイル。首から掛けるラフな巻き方がこなれ感を演出すると同時に、Iラインが強調され引き締まって見えます。また、パンツや靴は、ダークカラーで引き締め、バッグはジャケットと同じカラーでそろえることで、大人っぽい甘辛コーディネートに。歩くと揺れる、軽やかなスカーフは、涼しげな雰囲気をプラスしてくれます。

光沢のある淡いピンクベージュのドレスで華やかに

2023年4月、日本国際賞の授賞式に出席された雅子さま。ツヤ感のある淡いピンクベージュのセットアップが華やかでした。

光沢のある生地が顔映えよく、胸元のネックレスやレースのデザインがより華やかさを盛り上げています。カフス部分と襟元、スカートの裾部分にレースが施されたセットアップは、エレガントなたたずまい。一連ではなく、小粒なパールがたくさん使われた存在感のあるパールネックレスも華やかさを底上げ。光沢感や白のレース生地、白のパールのアクセサリーが、みずみずしく、清涼感のある雰囲気です。

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