仰向けに寝た状態で脚と腰を高く持ち上げ、手で腰を支えて逆さまになる「肩立ちのポーズ」。「逆さまになる」という、日常にはない動きが、体に眠っているスイッチをオンにしてくれます。
・「顔のむくみ」がスッキリする
普段、重力で血液やリンパは足元に溜まりがちです。逆さまになることで、滞っていた血流が一気に顔の方へ流れます。血行が促進されると、肌のターンオーバーが活性化。終わった後は顔色がパッと明るくなり、フェイスラインが引き締まるのを実感できます。
・「ぽっこりお腹」と「便秘」の解消
重力により、内臓も本来の位置より下がりがち(内臓下垂)。これが代謝を下げ、便秘の原因となっています。逆さまになることで、重力から解放された内臓が「定位置」に戻ろうとします。その結果、腸が刺激され、翌朝のスッキリにつながります。
・深い眠りとストレス解消
首の付け根付近には、自律神経を整えるポイントが集中しています。あごを引いて胸に近づける姿勢をとることで、リラックスを司る「副交感神経」が優位に。寝る前に行うと脳の興奮が鎮まり、深い眠りにつながります。
・溜まった水分がリンパ管へ戻り脚のむくみが解消する
・内臓の働きが活性化し、代謝がアップ
・ホルモンバランスが調整され、全身の血行循環が上がる
・首周りの筋肉がストレッチされ肩こりが解消する
・脳に新鮮な酸素が供給され、イライラ解消やメンタルスッキリにつながる
1日の終わりに1分間だけ逆さまになるだけで、重力で負担がかかっている心と体をリセットできます。道具もいりません。寝る前の布団の上で、1分間脚を上げるだけ。翌朝の目覚めがスッキリして、内面から活力が溢れているでしょう。
ヨガマットや布団の上で行ってください。
1. 仰向けになり、両膝を立てます。
2. お尻を持ち上げ、両手で腰をしっかり支えます。最初は腰を浮かせるだけでもOK。
3. つま先を顔の前に持っていき、横から見た時に体が「くの字」になるようにキープします:。
4. 脚を斜め上に伸ばし、骨盤のキワに手を添えて支えます。そのままゆったり3〜5回呼吸しましましょう。首を痛める原因になるので、ポーズ中に横を向いてテレビなどを見ないこと。
5. 背骨をひとつずつ床につけるように、ゆっくりとマットに体を下ろします。
【注意点】
・逆転のポーズは、首に負荷がかかります。ポーズ中は首を左右に動かさず、視線は一点に集中させましょう。首や血圧に不安がある方は、ブランケットを肩の下に敷くなどして、安全に楽しんでください。
・眼圧が高い人はこのポーズは避けるか、かかりつけの医師にご相談ください。高血圧の方、首に持病がある方、生理中の方は無理をせず控えましょう。
西川尚美
西川尚美 サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座 開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師 、介護予防運動指導員 著書「朝ヨガ夜ヨガ」宝島社 DVD「陰ヨガ for beauty & healing」
2026-06-01T09:24:11Z