食後の眠気は血糖値の急激な変動や体内時計の影響によって起こる生理的な現象です。健康な人でも起こりますが、強い眠気が続く場合は直前の食事が影響している可能性があります。
特に、糖質を多く含む食品を一度に食べると血糖値が急上昇し、その後の変動によって眠気やだるさを感じやすくなります。
例えば、次のような食品は食べ方によって血糖値が大きく変動しやすいです。
主食としてよく食べられている白米は、食べる量や食べ方によって血糖値が上昇しやすいため注意が必要です。
血糖値の急激な変動は、食後の眠気に影響を与える要因のひとつと考えれらています。
血糖値対策として、食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」を聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、「ベジファースト」よりも血糖値の急上昇を抑える食品が、近年の研究で発表されました。
その食品というのが「めかぶ」です。
めかぶにはフコイダンやアルギン酸などの水溶性食物繊維を豊富に含んでいます。これらの成分は胃から腸への食べ物の移動をゆるやかにし、糖の吸収速度を抑える働きがあります。そのため、食後の血糖値上昇を穏やかにすることが期待できます。
また海藻類の摂取は、血糖値の調節に関わるホルモン「GLP-1」の分泌を促す可能性も報告されており、食後の血糖コントロールに役立つことが期待されています。
白米などの炭水化物を食べる前にめかぶを食べる「めかぶファースト」は、血糖値スパイク対策として手軽に取り入れやすい方法のひとつといえます。
最近の研究では朝ごはんにめかぶを食べると、その時だけでなく次の食後(昼食後)の血糖値も上がり方がゆるやかになる可能性があると報告されました。
めかぶはそのまま食べられて準備も簡単。忙しい朝でも取り入れやすい魅力があります。
食後の眠気に悩んでいる方は、白米やパンなどの炭水化物を減らす前に、まずは食べる順番を見直してみてはいかがでしょうか。
毎日の食事に大さじ1杯のめかぶを取り入れるだけでも血糖値対策の第一歩となるかもしれません。
食後の眠気やだるさが気になる方は、ぜひ「めかぶファースト」を試してみてください。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsap/17/1/17_1/_pdf/-char/ja
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25264047/
さいとうさやか
大学在学中は幼児から高齢者まで幅広い年代への食育活動を経験し管理栄養士・栄養教諭を取得。卒業後は特別養護老人ホームにて入居者の栄養マネジメント業務や地域の高齢者へ向けた食育活動を経験。妊娠出産を経て一児の母となり、子供にとって必要な栄養に興味関心を持ち、再度子供の年齢区分別に重要な栄養に関して学びを深めている。
2026-07-08T21:39:15Z