ハムストリングスは太ももの裏にある筋肉で、骨盤から膝裏までつながっています。デスクワークなど長時間座る生活が続くと、この筋肉は縮んだまま硬くなりがち。すると骨盤が後ろに傾き、それに連動して腰や背中が丸まった猫背姿勢に。背中の筋肉は常に引っ張られた状態となり、慢性的なコリや張りを引き起こします。つまり、ガチガチ背中の根本原因は腿裏の硬さにあるのです。
背中だけをマッサージしても、硬くなった腿裏や骨盤の傾きが改善しなければコリは戻ってしまいます。効率よく背面をほぐすには、頭を下げて体を逆さまにする「逆転」のアプローチが有効。重力を利用して背骨を自然に伸ばしながら、ハムストリングスやふくらはぎ、背中の筋肉を一度にストレッチできます。血流も促進され、体の背面全体がスーッと軽くなっていきます。
ダウンドッグは両手両足を床につけてお尻を高く上げ、体で三角形を作るヨガの基本ポーズ。ハムストリングス・ふくらはぎ・背中を同時にストレッチできる万能ポーズですが、体が硬いとポーズをキープするのがつらいことも。そこでおすすめなのが「足踏みダウンドッグ」。かかとを交互に上げ下げすることで、硬い腿裏を無理なくほぐしながらポーズに慣れていけます。
1. 四つん這いになり、両手は肩幅、両膝は腰幅に開く。手のひら1枚分、手を前に移動させる。
2. つま先を立て、息を吐きながらお尻を斜め後ろの天井に向かって持ち上げる。
3. 膝は軽く曲げたままでOK。背中をまっすぐ伸ばすことを優先する。
4. 片方のかかとを床に近づけながら、反対の膝を曲げる。左右交互にゆっくり「足踏み」する。
5. 呼吸に合わせて10〜20回足踏みを繰り返す。終わったら膝を床に下ろし、チャイルドポーズで休む。
最も大切なのは「背中を丸めない」こと。かかとが床につかなくても、膝を曲げたままでも問題ありません。背骨をまっすぐ伸ばすことを最優先にしましょう。肩がすくまないよう、耳と肩を離す意識も大切です。足踏みはゆっくり行い、腿裏やふくらはぎが伸びる感覚を味わいながら動きましょう。朝起きたときや、デスクワークの合間に行うと背中の軽さを実感できます。
記事監修/MAMI
埼玉県出身。大学(体育学部)卒業後、運動習慣がなくなり月に1度風邪を引くほど免疫力が低下。「運動をせねばまずい」と、過去に習っていたヨガを思い出しヨガ講師となる。その後ヨガに魅了され、幅広く学びを深める中で、不調の予防や根本改善には「姿勢を整えること」が重要だと実感。体の使い方・仕組み・姿勢改善を軸にレッスンを開催している。初心者にもやさしい“大人のための運動教室”として、個人スタジオおよびオンラインサークルを主宰。ヨガっぽくないヨガ、知識が豊富で学びも楽しい、一人ひとりに寄り添うレッスンに定評がある。(ヨガフェスタ2024トライアルクラス講師)Instagram:@mamiyoga.smile、Web:mymeyoga studio 真美 (MAMI)、YouTube:真美ヨガ
ヨガジャーナルオンライン編集部
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2026-05-06T11:53:59Z