40代以降の女性を悩ませる巻き肩や脇・背中のハミ肉。一見、別々の問題に見えますが、実は肋間(肋骨の間のスペース)が狭くなっていることが共通の原因です。
肋骨のまわりには、呼吸を行う肋間筋や、肩甲骨を支える前鋸筋(ぜんきょきん)という大切な筋肉があります。姿勢が崩れてこれらの筋肉が硬くなると、肋骨の動きがロックされ、肩甲骨が外側に引っ張られ、巻き肩が定着します。さらに、動かさなくなった脇の下や背中まわりの血流が滞り、脂肪が蓄積してハミ肉になってしまうのです。
このガチガチを解消するには、ただ肩を回すだけでなく、肋骨のスキマを内側から広げて、心地よく動かせるスペースを作ってあげることが根本的な解決への近道になります。
まずは以下の項目をチェックしてみましょう。
● パソコンやスマホを見る時間が1日3時間以上ある
● 気がつくと、ため息をついていることが多い
● バンザイをしたときに、腕が耳の横までまっすぐ上がらない
● 以前に比べて、ブラジャーのアンダーラインがきつく感じるようになった
1つでも当てはまる方は、肋骨まわりの筋肉が緊張して胸郭の柔軟性が低下している可能性があります。
そのまま放置すると、さらに首や肩への負担が増し、背中や脇のハミ肉も定着しやすくなってしまいます。手遅れになる前に、簡単なストレッチで肋骨のスキマを優しく広げてあげましょう。
今回は座ったままでOK、胸郭を本来の広さに戻すエクササイズをご紹介します。激しい動きはありませんのでリラックスして行ってください。一日数回、このストレッチを行うことで巡りの良いすっきり上半身を手に入れましょう!
<やり方>
1)あぐらなど楽な姿勢で座ります。
2)両手を頭の後ろに添え、息を吸いながら軽く胸を開きます。
3)息を吐きながら、体を真横に心地よく倒し、肋骨の横(体側)を伸ばします。
4)反対の手を床につき、体を安定させ、そのままゆっくりと深呼吸を3〜5回繰り返します。肋骨のスキマが広がっていくのを感じてください。
5)反対側も同様に行います
● お尻が床から浮かないように意識
● 伸ばしている側の肋骨のスキマがフワーッと広がるイメージを持つ
● 目線を斜め上に向けると、さらにストレッチ効果がアップ
ストレッチのあと、胸のあたりがスーッと軽くなり、自然と背筋が伸びやすくなったのを感じられたかと思います。体が硬い方や運動が苦手な方でも、胸郭が広がれば、肩甲骨が本来の正しい位置に戻り、巻き肩や首肩こりも驚くほどラクになりますよ。
お風呂上がりや仕事の合間に肋骨のスキマを広げるストレッチを行なって、すっきりとした美しい上半身と心地よい軽やかな体を手に入れてください。
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shizuka
呼吸器・内科領域で17年、呼吸理学療法に従事。呼吸療法認定士/ヨガ指導者資格保有。医療現場で培った「呼吸・姿勢・体の使い方」の視点から、吐く呼吸×自律神経ケアを発信。忙しさや環境変化で乱れやすい自律神経を整え、30代からの「土台」づくり、40代からの「休む力」づくりをサポートします。
2026-07-04T09:09:11Z