下腹だけぽっこり出る悩みは、単に脂肪だけではなく姿勢の影響が大きいことがあります。背筋を伸ばして姿勢を良くしようとするあまり、無意識に胸を張りすぎてしまい、その結果として腰が反ってしまう人が少なくないのです。こうなると骨盤も前に傾きやすくなり、お腹だけが前に押し出されて見える状態になります。
このタイプは「痩せているのにお腹だけ出る」というケースにも多く見られ、下腹の脂肪というより、姿勢による見え方の影響が大きいのが特徴です。そのまま腹筋運動を頑張っても、腰や前ももばかりを使ってしまい、肝心の下腹にうまく働きかけられないことがあります。
ぽっこりお腹は下腹を鍛える前に、骨盤が前後に極端に傾いていない「ニュートラルな姿勢」を作ることが大切です。
今回ご紹介するエクササイズでは、腰を反らさずに腹筋を使うことができます。仰向けで行うため骨盤や腰の位置を感じやすく、反り腰の人でも腰が反りすぎていないか注意しながら行いやすいのが特徴です。呼吸に合わせて動くことで、お腹まわりを自然に支える感覚が身につきやすいのもメリットです。
さらに、反り腰の人に多い胸の開きすぎを抑えながら、お腹の深い部分の筋肉も自然に使いやすくなります。いきなり腹筋を鍛えるのではなく、まず姿勢を整えるステップとして始めやすい、土台づくりに適したエクササイズです。
<やり方>
1)仰向けになり、膝を90度に曲げて持ち上げる(膝が股関節の真上にきて、すねは床と平行になる)。両手を軽く腰に添え、腰が反りすぎないようにお腹まわりを軽く安定させる。
2)息を吐きながら、左のつま先をゆっくり床にタッチし、息を吸いながら元の位置に戻す。
3)次に、息を吐きながら右のつま先を床にタッチし、息を吸いながら元に戻す。
4)左右で1回とし、3回繰り返す。慣れてきたら回数を増やしてもOK。
5)終わったら両膝を抱えて、腰まわりをリラックスさせる。
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
2026-06-02T10:09:26Z