【研究結果から考える】健康リスクを減らすには「歩数」「運動時間」どちらが大事?専門家の見解は?

新しい研究によると、歩数ベースの運動目標と時間ベースの運動目標は、どちらも心臓病と早期死亡のリスクを低減するのに同じように効果的であることが示唆された。

今日では、装着型デバイスが普及し、歩数は多くのフィットネストラッキングプラットフォームで人気の指標となっている。

「歩数や全般的な健康状態を測定するためにスマートウォッチを使用する人が増える中、数ベースの測定値が時間ベースの目標値と比較して、どう健康状態の変化に関連しているのか、どちらか一方が他方より優れているかを確認することが重要であると考えました。」ハーバード大学付属ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(BMH)予防医学部門の研究者である筆頭著者の濱谷陸太氏は話す。

歩数も時間も同じように有効

研究者らは、健康で心血管疾患や癌がない14,399人の女性からデータを収集した。2011年から2015年にかけて、62歳以上の参加者に研究用の装着型デバイスを連続7日間装着してもらい、睡眠や水に関わる活動のときだけ機器を外すよう求め、身体活動レベルを記録した。

研究期間中、関連のある健康状態の変化、特にあらゆる原因による死亡と心血管系疾患を確認するために、毎年アンケートが行われた。研究者らは2022年末まで参加者を追跡調査した。デバイス装着時、参加者は1週間あたり62分の中等度から高強度の身体活動を行い、1日あたり5,183歩(中央値)を歩いた。

運動時間であれ歩数であれ(歩数で評価しても、中等度から高強度の活動時間で評価しても)、身体活動レベルが高いほど、死亡または心血管系疾患のリスクが大きく減少した。最も活動的な女性の4分の1は、最も活動的でない4分の1に比べてリスクが30-40%減少した。

ほとんどすべての形態の運動が私たちの健康に有益

どちらの指標も健康状態を表すのに有用だが、それぞれに長所と短所があると、濱谷氏は説明する。

まず、歩数はフィットネスレベルの違いを説明できない可能性がある。例えば、20歳の人と80歳の人がともに中程度の強度で30分間歩いた場合、歩数は大きく異なる可能性がある。一方で、歩数は運動強度に比べて測定が簡単で、判断に迷うことが少ない。さらに、歩数は運動だけでなく、日常生活の散発的な動きも捉えることができ、このような日常生活活動は高齢者が行うものである可能性が高い。

「一部の人、特に若い人の場合、テニス、サッカー、ウォーキング、ジョギングなど、歩数を簡単に記録できる運動をする人もいます。しかしまた別の人は、自転車や水泳など、運動時間のモニタリングがより容易なものを行うこともあります。だからこそ、身体活動ガイドラインでは、目標を達成するための複数の方法を提示することが重要なのです。運動の形は人それぞれですが、ほとんどすべての運動形態が私たちの健康に有益なのです。」と濱谷氏は述べた。

出典

https://www.cbsnews.com/boston/news/step-count-exercise-brigham-and-womens/

https://news.harvard.edu/gazette/story/2024/05/should-we-measure-exercise-in-minutes-or-steps/

HIDEMI

ヨガ講師 /ヨガ翻訳・通訳者色、音、言葉が好き。同志社大学国文学科在学中は日本語学を学び、中学生の頃から独自に英語の学びを深める。サロンモデルをしながら、ジュエリーブランド、コスメブランド勤務を経て、2015年よりヨガの指導を始める。外国人講師のWSやTTの通訳、テキスト翻訳等、ヨガ関係の通訳/翻訳業も行う。

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