昨日は調子が良かったのに、朝起きたら気分がすごく落ち込んでいる…。そんな気持ちになったことはありませんか?
朝起きた時の身体は、寝ている姿勢の影響で筋肉が固まっています。特に横向きで寝る人は、背骨が丸まり肩や胸も内側に入った状態になっています。
また特にこれからの暑い時期は、エアコンの影響で身体は冷え、冷たいものを摂取することで内臓も冷えています。外からも内からも冷えた隠れ冷え状態となっていて、それも気持ちの不調を引き起こす原因です。
1日のスタートの気持ちが乗らないときこそ、背骨から胸を開き、呼吸を取り入れやすい姿勢を作っていきましょう。
疲労が溜まって自律神経が乱れてくると、呼吸は浅く早くなりやすくなります。呼吸は唯一、自分が操れる自律神経。身体を開いて、呼吸を取り入れるスペースが広がることで、呼吸が深まり自律神経のバランスが取れていきます。
姿勢を正しく保つには、お腹周りの筋肉である「腹筋群」や背中の「背筋群」の力が不可欠。しかし、35歳を過ぎて女性ホルモンの分泌が減少すると、これらの筋肉量は減ってきてしまいます。
よい姿勢は呼吸を深める以外に、痩見え効果など、得することもたくさん。日々の姿勢に気をつけて、筋力を維持していきましょう。
1、まっすぐ立ち、両手を前に伸ばし、手の甲同士を合わせます。
2、手の甲をくっつけたまま腕を真上に持ち上げましょう。
3、息を吸っておへそを縦に伸ばしながら、腰を伸ばします。伸びきったら吐きましょう。
4、息を吸いながら、肋骨をひとつひとつスペース広げていくように腕を上に伸ばします。また伸びきったなと感じたら、吐きましょう。
5、息を吸いながら、胸から肩を上に引き上げるようにして伸ばしていきます。伸びきったら吐きましょう。
6、息を吸いながら、指先をさらに上に伸ばし、息を吐きたくなるまで伸びて、余分な力と一緒に息を吐きます。
7、手を伸ばしたまま上半身を倒して手を真正面に向けます。徐々に背骨を丸めて、骨盤を後ろに倒していきましょう。
8、息を吸いながら上半身を起こし、ひと息吐きましょう。
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
2024-07-08T10:10:27Z