さまざまなエクササイズを取り入れても外ももの張りが取れなかったり、運動不足解消やダイエットのためにランニングを始めたら膝に痛みが出てしまった経験はないでしょうか?その症状に共通する可能性があるのが大腿筋膜張筋の硬さです。
大腿筋膜張筋とは、太ももの外側に位置する筋肉です。脚を開く動き(股関節外転)や歩行時やランニング動作で脚を前方に振る際に脚の向きを調整する重要な役割を持っています。
大腿筋膜張筋はO脚など外側重心で生活していることによって常に外側に負担をかけてしまったり、ウォーキングやランニングなどの運動によって過剰に使ったりすることで硬くなると考えられます。大腿筋膜張筋の硬さを放置しておくと脚のラインが崩れる可能性があります。
また、見た目の問題だけでなく、膝痛にも影響する可能性があります。大腿筋膜張筋は膝の外側につく腸脛靭帯に繋がっているため、大腿筋膜張筋の緊張によって腸脛靭帯炎を引き起こし膝の痛みを招くことがあります。膝の痛みは高齢者の症状と思われがちですが、腸脛靭帯炎の膝の痛みはランナー膝とも呼ばれ若年者も注意が必要です。
大腿筋膜張筋を緩める方法はリリースローラーなどもありますが、今回は道具不要、特に体が硬い人向けのストレッチ方法をご紹介します。
<やり方>
1)マットの上や平らなところで左側が下になるように横向きに寝る
2)左肘をついて頭からかかとまで一直線にする
3)右手を床に下ろし、右足を左脚の前につく
4)左手のひらで床を押し、そのまま上体を起こす
5)お尻が後ろに下がらないように意識しながら体勢をキープする
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
門馬里菜
医療機関にて事務職として勤務する中でヨガと出会う。ストレスからくる体調不良をきっかけに人生を見直し、ヨガインストラクターへと転身。現在は仙台市と地元である南相馬市の2拠点でヨガを伝えている。【取得資格】IHTAヨガインストラクター2級/小顔フェイシャルヨガインストラクター/IHTAヨガインストラクター1級/RYT200
2024-06-09T10:04:17Z dg43tfdfdgfd