【さつまいも】黒くて固い汚れの正体は? 食べても大丈夫か管理栄養士が解説

さつま芋の黒くて固い汚れの正体

さつまいもが黒くなる原因はいくつかありますが、皮の表面に黒くて固い汚れのようなものが付いている場合は、『ヤラピン』というさつま芋を切った時に出る食物繊維の一種であることが多いでしょう。さつま芋を切って水にさらすと白く濁ると思いますが、その白い液体が、空気に触れて乾燥したことで黒く変色し、蜜のように固まります。ですので食べても体に害はありません。蜜の跡がついているものは、糖度が高い証拠でもあるので、甘さを重視して購入したい時はぜひチェックしてみてください。ヤラピンは触ると固く、ツヤツヤしているのが特徴です。

カビによる変色もある

表面に黒い斑点のようなものが付着していたり、ふわふわしたものが付いていたら、カビによる変色の可能性が高いため、注意しましょう。カビは食べてしまうと食中毒を起こすなど、体調を崩す危険性があるため、絶対に食べてはいけません。 

また、さつま芋は一度水洗いしてしまうとカビが発生しやすくなるので、すぐに使わない時は泥がついたまま新聞紙に包み、風通しの良い冷暗所で保管しましょう。 

おいしいさつま芋の見分け方

・ずっしりと重いもの

・でこぼこが少なく、表面がなめらかなもの

・皮の色が鮮やかでふっくらしているもの

・ひげ根の跡が多く、均一に並んでいるもの

さつま芋の注目成分や効能

セルロース

腸を刺激して便通を促進し、大腸の異物を排泄させる不溶性食物繊維の一種。便秘の予防や改善に効果的です。

カリウム

体内の余分な塩分を排出する働きがあります。むくみ改善や高血圧予防に適しています。

ビタミンC

さつま芋のビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。物価高でなかなか果物が買えないときのビタミンCの補給源となります。

ポリフェノール

皮の付近には、目の健康に関わるアントシアニンと、強力な抗酸化作用を持つクロロゲン酸が豊富。皮ごと食べるようにしましょう。

抗酸化ビタミン

ストレスなどで体内に発生した活性酸素を除去する働きがあるビタミンEやβ‐カロテンを含み、がんをはじめ生活習慣病予防、アンチエイジングにも効果的です。 

まとめ

今回はさつま芋の黒い成分や効能について解説しました。ヤラピンが付いた甘いさつま芋、春までにたくさん堪能したいですね。

《参考文献》

新・野菜の便利帳おいしい編/高橋書店

完全版その調理、9割の栄養捨ててます!/世界文化社

サツマイモ/とれたて大百科/食や農を学ぶ/JA

さつまいもが黒い?その原因と対処法を徹底解説!/産直プライム/JA里浦

《ライター》やなぎかおり

特別養護老人ホームにて介護食の大量調理や栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて、献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、出産を経て、ヘルスケア栄養指導士の資格を取得。子育てをしながら栄養に関する記事作成を行っている。

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事業を行っている。また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢献活動を行っている。

2026-02-02T10:09:00Z